2011/04/03

勇者日誌

この記事はフェクションです。
実際の人物、団体、その他もろもろとは関係ありません。
また、まれにくしゃみが出ることがありますが、一切の責任を負いません。
おお勇者よ、そなたが次のレベルに上がるまで、経験値10721必要じゃ。


<前回までの流れ>
1月4日
昨日まで世間様が1から出直しな日を3日かけて喜んでいたが、今日からいつものように働き出しやがった。
ごくろーさん。

俺はいつものようにベッドの中で勇者ブログを眺める。
うちの町ととなり町では、毎年勇者を選出して魔王のところに向かわせるらしい。
魔王からしたらメンドイ恒例行事だな。

そんなわけで、ブログに「ゴーレム強いからとなり町の勇者と両サイドから挟んで仕留める」とか勇者らしからぬネガティブ投稿していたので、3番街のゴーレムさんに勇者がそっち向かってますと通報しといてやった。
勇気ふり絞れざます フヒヒヒヒ
<以上>


1月5日
エロ本読んで時間潰していたらオカンが突然部屋に入って来やがった。
てめぇ、ノックしやがれ。

「勇者のニーチャンがゴーレムにやられたやってさ!次の勇者募集にぱー君の履歴書送っといたよー!」とか言ってさ。
このババァ、高校で僧侶科に行きたいのを無理やり勇者科受けさせたり、どんだけ勇者ママになりたいんだ。
けど、俺も馬鹿じゃない。

町代表の勇者になるには、厳しい条件がついてくる。
職業ニートは不可ということくらい調べている。

「そんなの、勇者(修業中)にしたわよ」と手を打っているのこと。
なんかもう、いたれりつくせりとはまさにこのこと。

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