2011/04/07

勇者日誌6

この記事はフェクションです。
実際の人物、団体、その他もろもろとは関係ありません。
また、まれにくしゃみが出ることがありますが、一切の責任を負いません。
おお勇者よ、そなたが次のレベルに上がるまで、経験値10721必要じゃ。


<前回までの流れ>
1月8日
3番街のゴーレムさんに前勇者どもの情報をリークしてから4日、俺のブログがニート日誌が勇者日誌にタイトル変更するというゆゆしき事態が起きてしまった。

1年くらい部屋に立てこもって諦めてもらうつもりだったが。
オカンと兵士によってベッド以外、家具もゲームもコレクションも、というかドアと窓まで撤去され、部屋にいながら外のすがすがしい空気を吸える、超解放的で超シンプルな部屋にされていた。

うん、出よう。

こんなプライバシーも何もない町、こっちから出てってやる。
下に降りると、オカンがスライムのあぶり焼きとクラーケンのステーキを作ってくれていた。

今まで食べたことのないご馳走だ。
きっと、旅立つ俺のために用意してくれたのだろう。

俺は、丁重に皿を持ち上げ、思い切り壁に叩きつけた。

ありがとう、オカン。 いや、母よ。
できれば、次からゲテモノでの送り出しはやめてね☆

こうして、俺の長い長い冒険ブログが始まった。
<以上>


1月9日
やべぇ、外、超怖ぃんスけど。

普通、こういう時って、スライムとか、雑魚から始まるよな?

町の周辺とか、出だしは雑魚いよな?

のっけからドラゴンとかなんスけど。

町の外壁から先、20mくらいのドラゴンと30mくらいの巨人と、5mくらいのフルスペック戦場用ロボットと20~30匹1グループのコモドオオトカゲしか居ねェ。

なんて勇者・マスト・ダイだ。

チームプレイなんてメンドイからやりたくなかったが、肉壁もとい人柱が必要だ。
仕方ないのでムリーダの酒場に行くことにした。
とりあえず、あとで更新します。

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