2009/09/30

背泳ぎ

突然ですが、以前背泳ぎの足は斜めに振りながら蹴る(ローリングとか何とかという技法らしい)先生に教わったの、と見知らぬ お爺…お兄さんから相談を受けまして、なぜそうするのか考えてみました。

お爺…お兄さんに捧ぐ、背泳ぎの足の理由(たぶん)。
背泳ぎはクロールを反転させたフォームと例えられる事が多いわけですが、クロールとどこでタイムに差が付くか。 水に対して背を向けるという行為が、差につながるのではないかと思います。
つまり、
①水の移動量=推進力
②水面から深い方が水圧が高い(体積あたりの水量が多い)
この2つがポイントではないかということです。
クロールの場合、可動範囲が広く、最大で腕の長さ分 深い所をかけるのに対し、背泳ぎの場合、柔軟な人でもハイピッチでかける角度(つまり深さ)は高が知れたもので、より深いところをかくには肩を揺するようにしなければならない。
上半身が1ストロークのたびに斜めになるのに、足が平行だとねじれが発生してしまう。 陸上のなんば走りと同じく、無理なねじれは無駄な体力消耗にもなるし、水の中だとねじれることで水流が乱れ、実質の推進力が減るので時間ロスになるかも知れない。
だから、肩を動かさない平行な(水面漂う板キレのような)背泳ぎなら足は空向けてやってればいいが、早い泳ぎを追求するには斜めにしなくてはならない、というのが私の論です。

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