2011/07/23

勇者日誌44

この記事はフェクションです。
実際の人物、団体、その他もろもろとは関係ありません。
また、まれにくしゃみが出ることがありますが、一切の責任を負いません。
明日への活力、ユニ◎ース。

<前回までの流れ>
2月16日
3番街のゴーレムさんと戦ってきたよ~。
強いわ、さっすが魔王直属、さすが魔王5本指、良い店知っとるヮ。
入り口で「ゴーレムのゴレックスちゃん、入りま~す」って言っただけで店のトップ3そろって顔出すんですぜ?
「ポッキーゲームしよう」と言ったら、「柿ピーか小枝しかないけど良い?」と来たもんだ。
始まった次の瞬間が終わりじゃねーか!!
じいさん亜種ははしゃぎ過ぎてパンツ一丁になるし。
まったく。
あ、ちなみに今晩も再戦の予定っス。
<以上>

2月17日
こんばんは。
3番街のゴーレムです。
ニート勇者が飲み過ぎて動けないので、代理で日誌を書くことになりました。
ニート勇者の活動はよっくわかりませんので、自分の事を書き散らします。
自分は、無能な魔王の命令で、この霧の街を闇で支配し、人々を恐怖のどん底に陥れるという面倒な大役をやらされております。
実際は、街のパブや居酒屋を支配するところから入っています。

一応は悪魔五大なんとかって中学生かよって設定の中に入れられていて、要するにラスボスに匹敵する超大ボス扱いらしいんです。
だから、本気で潰したけりゃ、レベル40前後はないとイケナイのに、毎年やってくる勇者様御一行はだいたいレベル18~30くらいでかかってきます。
中盤とはいえ、ヤマ場なんだから、もっと気合入れてレベル上げてほしいです。

ちなみに、となりで寝ているニート勇者が過去最高です。
って言っても赴任して10年くらいしか今の業務やってないんで、十数人しか勇者を倒していませんが。
ってか、10年ここから先に勇者を通したことがない、鉄壁キーパーなんだから、給料上げてほしいです。
魔王直属の陸地支配事業本部の本部長からコレで、しかも月給86万から14万ってアンタ、そりゃ世間一般では罰ゲームか苦行というんですぜ。

左遷とか降格とか島流しとか、そんな次元じゃありませんよ。
これからの半生が罰ゲーム期間ですがな。
副業でやってる街の職業斡旋・人材紹介でフォローしてるからいいですけどね。
パブや居酒屋を中心に武器屋・防具屋まで、紹介できない職は国王と知事と市長くらいなもんですヮ。
そんなわけで、副業を周りの人間に引き継げたら、勇者一行に加わっちゃっても良いかなぁと思っています。
打倒、魔王!!

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