2008/09/24

怖い話

A「突然ですけど、夏ですねー」
B「突然すぎる上に秋入っちゃってるよ」
A「いやいや、でもね。 やっぱりまだ残暑厳しいと思うんですよ」
B「あぁ、そだね。 9月はまだ暑いね」
A「そこでね、今 怖い話にハマってるんですよ」
B「手遅れ気味だけど、まだギリギリセーフだね」

A「それでね、ここで自分で考えた話を発表したいんですよ」
B「ここで? 誰も食いつかないって」
A「あるところにCさんがいました。」
B「あ、始まっちゃった」
A「Cさんは最近転勤することが急遽決まり、会社近くの古いアパートに住むことになりました。」
B「お、何かありそうだね」

A「家賃は共益費込み水道使い放題で4万2700円」
B「そんなミニ情報要らない、ってか明らかに”死にな”じゃん」
A「早速ゾンビみたいな顔を洗おうとシャワーを浴びました。」
B「Cさんにすっげぇ失礼だヮ、ゾンビ顔って」
A「シャワーを浴びていると、突然排水溝が詰まり、ゴポゴポと音を立てました。」
B「お、来た。 こっからが恐怖だね。」

A「Cさんは排水溝に何が詰まったのか調べたところ、長い毛が大量に落ちていました。」
B「うわー、長い髪。 ホラー映画の定番だ」
A「Cさんの髪は長さ5cm程度のショートですので、この20cm以上ある毛はCさんの髪ではありません」
B「わかった、髪の長い女性の幽霊が現れるんだ」

A「なんとCさんの長いヒゲがポロポロ抜け落ちていたのです」
B「何で20cmもヒゲ伸ばしてんの!? 普通ここは霊でしょ!」
A「Cさん自慢のヒゲが零(レイ)本になり、ショックで失神してしまいました」
B「そこまで大事だったの? ねぇ」
A「そのままCさんは帰らぬ人となってしまいました」
B「何でヒゲが全部抜けたのか知りませんけど、そこまでのショックじゃないでしょうが」

A「ヒゲの悲劇なんだから、そのくらいインパクトがないと食いつきませんよ」
B「上手いことダジャレにつなげんな、どうも有り難うございました」

~END~

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