2008/09/02

リストラクチャー

A:社長。
B:常務。
C:専務。
D:隣人。
E:変人。
F:総務部長。
G:技術部長。
H:宴会部長。

A「早速だが、リストラしようかと思ってるんだ。」
B「社長、急すぎです。」
A「あぁ、今思いついたんだ、本社の社員の2人を解雇し、1人を異動させようかと思うんだ。」
C「社長、急すぎです。」
A「大事な会議の時に同じセリフを何度も出すな」
D「申し訳ございませんでした。」
E「死んでお詫びいたします。」
A「よし、窓から離陸して詫びろ」
E「はい」
F「これで解雇の枠が1つなくなりましたね」
A「まて、総務部長。 彼は変人から2階級特進しただけで、解雇とは違う。殉職は別枠だ。」
F「出過ぎた真似を、自ら亀甲縛りした上で自重します。」
G「閣下、ここは公平に阿弥陀像でのクジの上で決めるのはどうでしょう?」
A「名案だ。 奈良行って盗ってこい。」
G「それには及びません、この日のために阿弥陀像自動彫り機を制作いたしました。」
A「いい仕事だ、経費削減を言い続けている中での反骨精神、気に入った。 アラスカの開拓を任せる。」
G「はっ」
H「これで異動枠もなくなりましたね」
A「彼はここを退職してアラスカに阿弥陀像自動彫り機の製造販売のグループ会社を立ち上げるのだ。 異動ではない。」
H「出すぎたまねを。 死んでお詫びします。」
A「うむ。」
H「よし、常務。 腹を切って詫びろ」
B「あいあいさー宴会部長。 ぐべっ」
A「うむ、話を戻そう。 そこで君達7人のうち、3人を解雇・異動で削りたい。」
C「自分は異動を希望します。 異動先で我が社の発展に尽力し、実力で戻ってきます。」
A「よく言った。 その雑草魂なら他社でもやっていけるだろう。 解雇一号だ。」
F「社長、私は総務として、特に人事として多くの逸材を発掘し、最適な配置を誰よりも考えてきました。 私はこの会社の本社でこそ最も力を発揮し、もっとも貢献できます。」
D「社長、奥さんの秘密知ってます。」
H「裸踊りには自信があります。」
A「うむ、総務部長が一番いらんな。 解雇二号だ。 他社で床掃除とかの最適な配置にして貰いなさい。」
D「社長、異動したら隣人じゃなくなります。」
H「社長、私の腹芸は本社屋上でのみ最高のパフォーマンスとなりえます。」
A「うむ、どっちも邪魔だから赤道直下に異動だ。」

 ~ 終 劇 ~

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