本日思いついたこと

コント：アルバイトの面接

Ａ：はい、お待たせしました。本日の面接を担当します、Ａです。
Ｂ：あ、ども、お待たせさせられました、面接官の相手をしますＢです。

Ａ：あ、何か鼻につくね君。　ま、いいや。とりあえず、簡単な質問から入ります。
Ｂ：僕にはハイレベルな質問はまだ早いってこですか！？

Ａ：あ、いや、そうじゃないけど。　とりあえず、何才かな？
Ｂ：天才です。

Ａ：あ、そうじゃなくて。
Ｂ：すいません、サバ読みました。　秀才です。

Ａ：そっち系の質問じゃなくて、おいくつですかって意味なんですけど。
Ｂ：ＩＱは８８です。

Ａ：そうでもないんだ。　しかも８８で秀才ってのもちょっと無理があるし。
Ｂ：そういうＡさんこそ、おいくつなんですか？

Ａ：あ、逆に質問しちゃうの？　ま、いいや。　３２です。
Ｂ：頭悪いですねーーー！！

Ａ：いや、年齢のこと。　ってか、人生の先輩に「頭悪いですねー」は失礼でしょ。
Ｂ：あ、失礼しました。　頭の回転が遅いだけですよね。

Ａ：いや、だから年齢です。　３２才ってこと。
Ｂ：あ、あー、もっと早く言って下さいよー

Ａ：あ、うん、ゴメンね。　何回も言った気がするけど。
Ｂ：うん、人生の先輩なんで許してあげましょう。

Ａ：何かイラっとくるレスポンスだね。　で、結局年齢は何才なの？
Ｂ：３２才です。

Ａ：えー！？　同い年じゃん。　うち、高校生のアルバイト募集って張り紙出してたんだけど。
Ｂ：高校は６回目です。

Ａ：リスタートしすぎじゃん。　大学じゃないんだからストレートに次のステップ行こうよー。
Ｂ：でも、高校でも、工業や農業、商業など、多くの選択肢がありますから。

Ａ：あ、じゃあ専門のために何度も入り直したんだ。
Ｂ：いえ、普通科の文系クラスを５回卒業しました。

Ａ：えー、あの言い訳なんだったの？　専門関係ないじゃない。
Ｂ：でも成績は回数を重ねるごとにドンドン上がってます。

Ａ：そりゃ、何回もリトライしてるから、周りより有利でしょうけど。　じゃ、最初がどのくらいで、今はどのくらいですか？
Ｂ：１回目は３年間20点台のクラス最下位で追試受けまくってギリギリ卒業でしたけど、今回は全科目50点台で追試は一切受けてません。

Ａ：うん、伸びてることは伸びてるけど、結構微妙だね。
Ｂ：あと６回高校生活やれば学年上位に食い込めると思います。

Ａ：それって、秀才じゃないよね。　世界中の秀才に謝った方がいいよ。
Ｂ：ところで、何でウチに応募したの？

Ａ：あ、はい、それ、僕のセリフだから勝手にとらないでね。　立場逆転しちゃうから。　で、何で応募したんですか？
Ｂ：遊ぶ金が欲しかったからです。

Ａ：勉強しろーーー！！！